マージャンで勝てない理由を見つけよう

マージャンは囲碁や将棋に比べると運の要素が強く実力は出にくいと言われています。運と実力の比率は「9：1」や「8：2」などと言われる程、運の要素が強いですが、マージャンでは勝つ人と負ける人がはっきり分かれます。運だけで決まるならばそんなにはっきりと分かれることは無いはずです。マージャンで勝つ人と負ける人の違いについて説明してきましょう。自分はよく負けているなと思う方は是非参考にしてください。

いきなりですが、マージャンクイズです。

1. ポンやチーなどが入っていない状況で、ツモって切る回数は何回あるでしょう？東家、南家、西家、北家それぞれ考えてください。
2. マージャン牌の枚数は何枚あるでしょう？
3. ピンフの条件を4つ答えてください。

1の答えは、東家18回、南家18回、西家17回、北家17回です。
2の答えは136枚
3の答えは、メンゼン(ポンやチーをしていない)、リャンメン待ち、全てシュンツで構成、役牌が雀頭ではない、の4つです。
これは知識レベルの問題なので、これが解けたからマージャンが勝てるわけではありませんが、勝てる人は全て答えられます。

何が言いたいかというと、負ける人は負ける理由や原因があるということです。今回のクイズでわかるのは知識があるか無いかという程度のものですが、無いよりはあったほうが良いに決まっています。
覚えるのが面倒と言われるならば仕方ありませんが、マージャンに負ける人の根本がそこにあります。一言で言うとマージャンへの興味が薄いのです。マージャンが好きな人はこのレベルの問題は考えるまでもなく答えられるでしょう。興味が薄い人と濃い人を比べた場合、やはり薄い人は負ける傾向にあります。

運の要素はどうしようもない話しになりますので、運に関しては平均値として考えることにしておきます。マージャンは4人で遊ぶゲームで、4人の合計運ポイントを100とします。その場合で、3人の運ポイントが1で、残りの1人が97ポイントということにはなりません。もしそんな人がいるのならば誰もマージャンで遊ばなくなります。
日本のトッププロがマージャン教室に通っている初心者とマージャンを半荘1回打ったとします。必ず勝てるかというとそうではなく。負けることも起こり得ます。先述した通り、マージャンは運の要素が強いのでこういうことも日常的に起こります。ただし、半荘を何回も繰り返した場合はほぼ間違いなくトッププロが勝ちます。

運が平均した場合、勝つ人と負ける人の差は実力の部分です。実力には色々な要素がありますが、その差は小さくありません。次にマージャンで負ける人の特徴を説明していきましょう。

マージャンで負ける人の特徴

• 役を覚えていない
• 点数が分からない
• 待ちが複雑になると分からない
• 和了る(あがる)イメージができていない
• 牌効率を理解していない
• 感情的になりやすい
• 状況の把握ができておらず、自分のことしか見えていない
• 押し引きが悪い

少し書いただけでもかなりの要素があります。ですが、いきなりこれを全て改善することなどできません。特に後半に行くほど難しくなります。少しずつ改善していき、経験値を増やすことが重要です。 全ての項目で100点を取る必要はありません。例えばマージャンの役はローカル役を考えなければ37個(小四喜と大四喜は四喜和としてカウント)あります。その37個全てを詳細に説明できなくても良いので、37個がどんな役かをざっくりと知っておくことが大切です。マージャンの初心者から上級者への道のりは「知らない」ことを減らすことがポイントです。

点数や複雑な待ちは時間がかかっても分かればOKです。時間がかかって分かるのであればその内すぐに分かるようになります。役を把握して、点数や待ち方が分かれば手牌のイメージが膨らみます。和了るまでの道筋が見えやすくなるでしょう。ここまでは100点を目指して欲しい内容です。

牌効率以降は少し難しいので経験が必要になりますが、感情的になるのは控えましょう。マージャンのゲーム中には理不尽な結果がよく起こります。1局1局に一喜一憂していたらそのことで頭がいっぱいになり大切なことが考えられなくなってしまいます。また、怒りの感情だけでなく、負の感情も必要ありません。ネガティブな考え方になると余計な想像をしてやはり負けやすくなります。落ち着いて打つようにしてください。

マージャンで勝つためには様々な要素が絡み合います。よく勝つ人が運の要素で負けることもありますが、トータルでは負けないでしょう。逆に負ける人というのは運が悪いだけでなく、「知らない」ことがいくつもあります。勝つ人と負ける人の違いは、知識量や感情の起伏などに大きな違いがあります。ここに注意してマージャンを楽しんで勝つ人になりましょう！